最終関門

工場内の作業工程はいくつもありますが、自分が入社して
最初に携わったのが「梱包」でした。製品をダンボールで包む
のですが、単純そうに見えて奥が深い!既製品の板状のものから
複雑な形状をした変わり種まで、限られた時間の中で
素早く、きれいに梱包しなければなりません。また、最終工程
という事で「検品」の作業を兼ねています。近年、お客様の目が
非常に厳しくなっている中、現在梱包に従事されている
皆さんには本当に頭が下がります。

「梱」

もともとの意味は「しきみ」という門の内外の区画を設ける
ためのもの、です。「困」に木組みをしてものを遮蔽するという
意味があります。「閫」という字があり、字義は同じです。

「梱包」のように使うのは、「梱」に「竹や柳で編んだかご」
「包装した荷物、またそれを数える語」という意味があるからです。
ちなみにこれは日本語の用法です。

「検(檢)」

もともとは「封検」と言って、古代、束ねた書簡の中を
見られないようにする封印の意味がありました。
また「規則・規範」を表す字でもあり、その規範に
沿ってしらべる事が検査・検品です。

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