Archive for 2015年10月27日

秋といえば・・・

インターネットで検索してみました。
クリ、サンマ、松茸、祭、運動会・・・あんまり「木」と
結びつかないな・・・。

おっ!秋の七草。ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、
フジバカマ、キキョウ。この中で「木」が付くのは・・・

キキョウ「桔梗」です。

古代の字書には「薬の名なり」とあります。漢方では
その根を煎じて肺炎の薬としているそうです。

また「桔梗」は「襲の色目」の事を言います。
「襲の色目」とは平安時代の公家の服飾から
生まれたもので、衣服の表地と裏地の色の組みあわせで
四季折々の変化を表すものです。

桔梗は表は「二藍(ふたあい)」裏は「濃青」という色
を合せるんだそうです。

古代の日本人はこのように着物の色を変える事で
季節を表し、感じ、楽しんでいたんですね。

秋ですね③

読書の秋。本好きです。小説もマンガも。
スポーツの秋。何もしてません。でも腹筋マシン買ってほどほどに頑張っています。
食欲の秋!最近やたらと腹が減ります!ゴハン控えてるのに・・・。

秋の味覚と言えばナシ「梨」ですね。

音読みは「リ」。「利」が音符。旧字体は「梨旧字」です。

梨の果実、甘くてみずみずしくて美味いですよね。
食用として古くから愛好され、古代中国の王は

「甘きこと蜜の若く、脆きこと氷の若し」

と梨のおいしさをたたえています。

「梨園」という言葉があります。主に歌舞伎役者の
社会を指すものです。これは中国が「唐」と呼ばれて
いた頃。時の皇帝、玄宗が宮中の梨の木を植えた
庭園で歌舞を習わせた事が由来となっているそうです。

秋ですね②

さて、何を書こうかと思案しておりますれば・・・
家に大量のクリがありました。
もうそんな季節なんですねー。栗ゴハン・・・。

今回はクリ「栗」です。

ぱっと見て間違えやすいのが「粟」あわ。
あわは穀類なので「米」が付きます。「粟」の字
そのものにも「こくもつ」の意味があります。

栗は「木」が付きます。
およそ3300~3500年前、古代中国で使われていた
文字を甲骨文字と言います。この字形を見ると
3本の木の枝に3つのいがのついたくりの実を
つけた形をしているんです!3000年以上前に
栗があったのも驚きですが、古代の人々が
文字として残していた事、またその形がいがの付いた
実が木に成っているというのがまたびっくりです。

余談ではありますが、近年お店で売っている
「天津甘栗」はカラを剥いてあるものが増えてきています。

甘栗はカラ付きの方が栗らしくて
いいと思うんだけどなぁ。

秋ですね①

マンガが好きです。
最近ハマッているマンガは、殺したくても殺せない黄色いタコが
出て来るやつです。解る方にはこれだけで解ると思います。

このマンガに良く出て来る木の漢字があります。

「椚」。「くぬぎ」です。

この「くぬぎ」という字義を持つ漢字もたくさんありました。

栩・椡・槶・櫟・橡

これに加えてもうひとつ、「様」もそうなんです!

日本語の用法では「~さま」という敬語表現や、
「~のように」と使います。熟語も「模様」や「様子」など
「木へん」が付いているのに、およそ「木」とは全く関連の
無い字だと思っていました。今回の発見(?)は
本当にびっくりでした!

もうひとつ、「くぬぎ」の実と言えば「どんぐり」です。

このどんぐりから出来た漢字があります。
またこの漢字は「頭蓋骨の象形」という説もあります。

さて、この漢字は何でしょう?

ヒントは……「色」です。

新しい期のスタートです

皆様こんにちは、専務の中野です。
朝晩はほんとうに涼しく、すっかり秋の気配を感じる様になりました。

10月に入り、弊社も新しい期のスタートとなりました。
今年の前半は全体的に静かな状況が続いておりましたが、
最近少しずついろいろな話が出てきています。
一つ一つ形にして、お客様に満足して頂ける様な対応を
心がけていきたいと思います。

「マルナカの集成材」は積層だけでは御座いません。
ネットワークの中から協力工場にて突板貼りも可能です。
毎回のようにムク巾ハギ材の御紹介をさせていただいておりますが
問合せ、受注が増えてきております。
ホワイトアッシュ、ホワイトオーク、メープル、ウォールナット、チェリー、
米材広葉樹が中心ではありますが、他樹種も是非お問合せ下さい。
一度使ってみて下さい。良さがきっと分かっていただけると思います!!