Archive for 2016年3月31日

春と言えば…

春と言って真っ先に思い浮かぶのはやはり「桜」ですが
冬から今頃にかけて見頃をむかえる花があります。

木+春 つばきです。「チン」と言う音を持っていますが
「チュン」と言う音もあるそうです。音符が「春シュン」で
この春はもともと「チュン」と読んでいたようです。

日本では「つばき」(ツバキ科の常緑高木)の意味に
用いられますが、もともとは「香椿(チャンチン)」という
センダン科の落葉高木を指します。また太古の昔に
「大椿(タイチン)」と言うたいへん樹齢の永い霊木が
あったとの説があり、そこから転じて長寿のたとえである
「椿寿」と言う言葉が生まれました。

「椿事」と言う言葉があります。不意の出来事や、変わった
出来事を表し、「珍事」とも書き換えられますが、
「椿」=「珍」とするのは日本語独自の用法です。
中国語の「椿」には“事件を数える量詞”の用法がある
そうなのですが、江戸時代にこの表現を誤読して
しまった事から、この言葉が出来たようです。

ちなみに「つばき」は「海石榴」「山茶」とも書きます。

これは知っていないとなかなか読めませんね。

春の訪れ

3月に入り、暖かさが増して来ましたが「三寒四温」と言う
言葉の通り、まだまだ油断は出来ません。とは言うものの
今年は例年よりも早い梅の開花が聞かれるなど、
暖冬ではあったようですね。いよいよ春の到来です。

梅。音は「バイ」うめです。バラ科の落葉高木で
中国原産。日本に入ってきたのは奈良時代よりも前。
梅の木とともに梅を観賞する風習も広まり、
「万葉集」には梅の花の美しさをたたえる歌が
多く載っています。当時は春の訪れを告げる花として
桜よりも好まれていたようです。

梅・槑・楳 これも「うめ」。異体字です。

古い字書には楳のもとの字は「某」であるとあります。
「某」は「曰(エツ)」+「木」で木の枝に神への祈りの
文を入れた箱を付けてささげ、“神意を問いはかる”
という意味を持っています。

問いはかる→問い謀る。「謀る」にも「某」が
入っています。

梅の時季から桜の開花が聞かれる頃ですが
まだまだインフルエンザが猛威をふるっているようです。

健康第一で春を楽しみたいですね。

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季節はそろそろ・・・

今回は日本の木でいきましょう。

「杉」「椙」「杦」「檆」「榲」すぎです。

「檆」は「杉」のもとの字ですが、古い文献にもほとんど
用例が無く、成り立ちは解っていません。

「椙」は主に地名に用いる字のようです。また「昌」には
「さかえる」という意味があり、「よくのびる木」=すぎ
という説もあります。

辞書によっては「椙」のもとの字は「榲」とするものもあります。
この字も熟語の用例がありません。「榲桲」と書いて「オツボツ」。
「マルメロ」というバラ科の果樹を指すという例だけでした。

「杦」は「杉」のつくりの「彡」の部分を書写体に従って
「久」に改めたもの、だそうです。

やはり馴染みがあるのは「杉」ですね。

つくりの「彡」は「サン」という音を表します。
器物や文様の彩色・光彩あることを示す記号的な文字です。

お寺には立派な杉林が多いですが、その中に立って
木洩れ日を浴びると、「彡」=「光彩」というイメージが
分かるような気がしますがどうでしょうか?

花粉症の方からはブーイングが来そうですね……。

春はすぐそこまで!!

160301 3月写真皆様こんにちは。専務の中野です。

昨夜は雪が舞っていた豊橋、今日は嵐の様な強風、そして冬逆戻りでスタートした3月です。これからは寒い、暖かいを繰り返し、徐々に春に向かっていきますね!!

先日、田原市(豊橋市の隣り)に用事があり出かけた所、菜の花が満開で辺り一面黄色の景色に春の訪れを感じ、何だか嬉しい気分になりました。

3月号の情報通信でお伝えさせていただきました、ホワイトアッシュ巾ハギ階段材を販売開始しました。多くの問合せをいただいております。積層集成材とは少し違った雰囲気、味わいを感じていただけると思います。
問合せだけでも構いませんのでお気軽に連絡いただけると嬉しいです。

ムク巾ハギ材は、米材広葉樹を中心にホワイトアッシュ・ホワイトオーク・ブラックウォールナット・ハードメープル・ブラックチェリー・チーク・桧(無地)・杉(無地)・ベイツガ・クルミ etc(上記樹種以外での対応も可能です。)
取扱い樹種はいろいろ御座います。是非一度相談して下さい。

また、樹縁(オリジナルコーティング)や階段・カウンター・手摺り・枠材等のご注文も引き続き承っております。
今後とも変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。