クリスマスはまだ先ですが

最近「ツリー」という小説を読みました。
「木」の話ではありません。サスペンス、スリラー、SFの要素が
詰まった壮大な話でした。「ツリー」という言葉も
ラストシーンで象徴的に使われ、それがタイトルに
なったと言う感じです。

今回は「ツリー」=「木」です。

「樹木」という言葉があるように、「木」「樹」は両方とも
「立ち木」「比較的幹が太くしっかりとした植物」を
指すと言えます。

「木」と「樹」の違い……これは大変難しいのですが、

「木」は「木材」「材木」の「素材」としての状態、
「樹」は「大地から生えている状態・生きている状態」

と考えるのが解りやすいと思います。

ただ、木を扱う多くの方は共感していただけると思う
のですが、素材の状態になっても「木」は生きている
という事です。

集成材というのは無垢材に比べ、反り・曲がり等の
「くるい」が少ないと言われていますが、そんな事はありません。
夏の盛りには直射日光で反ってしまいます。
日が当たる面が乾燥してしまうからです。また、雨が降れば
湿気を吸って反ってしまいます。

集成材は「小さな木の集合体」と言えるでしょう。どんなに
小さくなっても乾燥や湿気に敏感なのです。
毎日触れているからこそ、「木は生きている」と感じます。

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