家具に良し、食べて良し

先日「こだわりの一品」というタイトルでウォールナットのテーブル
の写真をUPしました。※こちらの記事です。

今回はウォールナット=「胡桃」くるみです。

木材としてもチーク、マホガニーと共に「世界三大銘木」
のひとつに数えられる高級材ですが、その実はビタミン
やミネラルが非常に豊富で栄養価の高い食品です。
食用の歴史はなんと紀元前にさかのぼり、日本でも
縄文時代の遺跡から種実の出土事例があるそうです。

日本には「鬼胡桃」が広く分布しています。

「胡」という漢字、いくつかの意味があるのですが、
「牛のあごの下の垂れ肉」というのが原義です。
部首が「月」にくづきですから、もともとは肉と関連の
深い文字だったという事でしょうか。

「鬼」はおに、「死者の霊・魂」を表す字です。
古代文字を見てみると「人」の上に「田」=大きな頭を
つけた形になっています。この大きな頭がこの世の人とは
異なる姿を示しており、それが「鬼」であるという事です。

ちなみに異なるの「異」。この字の「田」の部分は
「鬼の頭部」を表しており、鬼の形をしたものが
両手をあげて恐ろしい姿をしている形から出来た
象形文字なのです。

「桃」についてはまた別の機会に。

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