突然ですが

本当に突然ではありますが……漢字のお話です。
漢字には「異体字」というものがあります。
「高」と「髙」、「国」と「國」など、と読み方や意味は同じでも
形が異なっている漢字のことです。

この異体字をたくさん持つ漢字があります。

「松」です。

厳寒に耐え、樹齢が長く、葉の色が変わらない事から
貞節・長寿・繁栄の象徴とされています。

辞書によって掲載されている字形・数は異なりますが6つの字がありました。

松松異体字梥枩枀柗。全部「まつ」です。

どうしてこれほどたくさんの「まつ」の字が生まれたかは
わかりませんが、古代の文字には「まつ」を表す字が
複数あったことが確認されています。

今回はちょっと変わった視点からの木のお話でした。

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